会長挨拶

第26回日本臨床内分泌病学会学術総会を2022年10月28日（金）・29日（土）の2日間、お茶ノ水ソラシティーカンファレンスセンター（東京都千代田区神田駿河台）において主催させていただきます。今回11年ぶりに本学会をお世話させていただくことを虎の門病院内分泌センタースタッフ一同大変光栄に存じております。

日本臨床内分泌病理学会は、内分泌病理だけでなく関連する内分泌内科、小児科、内分泌外科や脳神経外科などによる学際的な学会です。日本内分泌学会の分科会の一つとして長い伝統と歴史を有しており、これまで本学術総会は内分泌領域の目覚ましい発展に多大な貢献をしてまいりました。

今回、学会テーマは「来し方行く末」といたしました。近年、特に内分泌腫瘍の病態の解明や薬物治療には目覚ましい進歩があります。多領域からなる本学術総会においてこれまでの知見を検証し今後の方向性を、一堂に会した病理医と臨床医により討議していくことは本学会の大きな目的の一つと考えます。また本年、内分泌腫瘍のWHO病理組織型分類が改定されます（第５版）。これらに沿った有意義な企画をご提供いたします。

新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年（第24回・岡本高宏会長）と2021年（第25回・佐藤文俊会長）の本学術総会はweb開催となってしまいました。現時点で10月末の感染状況予測は困難ですが、学会本来の目的である情報交換の場の提供のため可能な限り現地での通常開催を目指します。実りある有意義な学会といたすべく、関係者一同、鋭意準備に取り組んでおります。

多数の学会員の皆様に積極的にご参加いただき、実り多い学会となりますようご協力とご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

謹白
2022年5月吉日